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(はてな)

"元"スタバ店員になりました。

応募動機・採用に至るまでとか、仕事の中身とか"ネットに書ける範囲のよくある内容"は、Googleで山ほどみつかりますので、そちらを参照してください。「スタバでアルバイトは、就活に有利?」「やっぱり顔選考?」系のQ&Aも、Googleは答えてくれます。すごいですね。

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よくあるやつ

 

 

 

 

じゃあ何を書くねんっていう話なんですけど、ざっくり3年やった個人的な感想をパパっと。「何かを伝えたい!スタバはいいぞ!!みんなも是非!!!」というつもりは一切ないです。

 

1つめ

 まず面白かったのは、「こういう施策があって、こういうプロモーションが裏に控えてて、こうやって拡散されていくんですね~。」っていうブーム?話題?が生まれる過程を、裏方から見て肌で楽しめた点。

 スターバックスブランディングマーケティングは解析されまくっているので、別にスタバ店員でなくともわかる点は多いとは思うけれど、現場のレジでドリンクの注文が入っていく・バーでドリンクを作るのを体感すると、やっぱりスタバブランドすげぇってなる。PTRにわかりやすく言えば「1時間ずっとFまわす」みたいな感覚。これが従業員の時だけじゃなくて、街中歩いてる時に見かけるカップだったりとか、友人との何気ない"スタバの新作飲んだ!"みたいな会話って、他チェーンだとそうそうないと思うんですよね。実際、新宿に乱立している最近の映え系タピオカ群(ゴンチャ/Coco/ハッピーレモン/ジアレイ)ですら「タピオカ飲んだ~」に収束されるような感じあるし、それぐらいブランドって維持って大変。

 

2つめ

 特に3年生になって以降強く感じる事に「わりとスタバ店員は身近に多い」点。インターンの同じテーブルに座った人がPTRな事はザラにあるし、インターン先の社員がスタバで働いてたこともあったし、大学の就職課で「私に持ち込まれた書類でさえ"スターバックスコーヒー"のアルバイトを書いてる人は5人居て、正直読み飽きた」と言われるし、なんなら男9人しかいないゼミ生に、自分ともう1人PTRが居る。

 差別化ができないというデメリットもある一方、同じ話題で会話が弾むメリットもあって、一概には言えないけれど、「高倍率で狭き門のわりには、言うほど(都内では)レアキャラではない」と私は思う。しかし世の中的には、学生時代アルバイトでスタバやってたというのは印象に残りやすいらしく、"""ブランドの恩恵"""を賜ることができる不思議。

 

3つめ

 最後は、スタバ全体ではなくて完全に個人の感想になるけれど、ライセンス店から直営店という、同業"同社"で移る(ちょっと異色な)経歴を経て、「やりたいことと、できることと、求められていることは違う」点は今後どんな仕事をするにしても考えないといけないなと思った。

 そしてその「やりたいこと」「できること」「求められること」も日々刻々と変わる。別に自分が大きく変わったつもりはなくても。例えば、自分の上長が変わったら随分変わるし、先輩の卒業でも

 ポジションは空くし、いつの間にか苦手だったこともそれなりに出来るようになっているかもしれない。これらは、かなり周囲依存で不確実なものであり、本人のモチベーションに大きな影響を与えるものでもある。だから就活で「あなたの軸は?」みたいに聞いてくるのかなとも思う。#軸とは

 そんな周囲依存の不確実なものに対して、対応を長考するタイプも居れば、短くパッと判断するタイプも居るし様々だったなと改めて思う。(で、お前何が言いたいねん)って言われると、要するにスタバのバイトで、色んな考え方をする人と共に働けたのはいい経験でした。

  

他にも話を挙げればキリがないですが、共に働いたPTRの方々、お客さんで来てくれた方々、今まで本当にありがとうございました。また飲みに行きましょう!!

 

 

 

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余談:「スタバって顔選考なんでしょ?」って聞かれたときには「俺が受かってるから顔ではないと思う~」って返していました。その後、たいていの人は笑ってごまかしてきました。今更すぎるけど、正直、せめて「確かに!」とかほしいなって。そういうところは関東の人やなって思ってました。